未知の乗り物「ケッタマシーン」
名古屋弁のお話が残っていたので、続き。
前回までのお話。
・放課と釣り
・ちんちん
未知の乗り物
愛知に転校し、友達もでき、放課後最初に遊ぶ時にこう言われた。
「ケッタに乗って、学校に集合ね。」
ケッタ・・・?
この土地には自分の知らない乗り物がある!
このままでは仲間外れだ。恐る恐るケッタってどんな乗り物かを聞く。
自分「ケッタ、持っていないんだけど。ケッタって何?」
友達「えーケッタマシーン、持ってないの!?」
マシンなの!?乗りたい!※小学生のイメージです。
一応、話が進むにつれて自転車であることが分かった。
引っ越す前、神奈川に住んできた時は、「チャリ」という言葉を使っていたのだが、愛知でも「チャリ」は通じた。
子供心ながら「統一しろよ」と思った。
今でこそ、県民性や方言を取り扱うTV番組があったり、ネットがあったりでケッタが何を指すのかは知っている人が多い。
しかし、20年以上前の当時、神奈川では聞いたこともなかった。
そもそも方言という存在を、目の当たりにしたのが初めてであった。
愛知で暮らして、ほぼ20年。
未だにケッタマシーンという言葉を聞くと、ワクワクする自分がいます。