茶碗蒸しに入っているギンナンは異端
茶碗蒸しに入っているギンナンが食べ物の中で一番嫌い。
その理由は異端だからである。
茶碗蒸しの中の異端な存在
卵と薄いダシを合わせた茶碗蒸しに、あの強烈な風味を持つギンナンは合わない。初めてギンナン入りの茶碗蒸しを食べた時から思っている。
味の個性が強すぎるだ。
薄いダシの風味をぶち壊してあまりある存在だと、声を大にして言いたい。
植物の中でも異端
そもそもイチョウは裸子植物であり、種別からして異端である。
他の裸子植物を見ると、
ソテツとか、マツとか・・・食べれそうにないんだけど。
生きている化石だし、オス・メスあるし、異端過ぎるだろ。
美味しいギンナン食べたことないんじゃない?
ギンナンが好きという人によく言われる。
・・・あるわ!
こちらとギンナン生産日本一の愛知県祖父江町の隣に住んでおり、新鮮なギンナンからブランドギンナンだって食べている。
むしろ、美味しい言われるギンナンほど、あの風味が強くなり嫌い。
収穫時期に臭い
大学生の時に、愛知県祖父江町を通る電車に乗っていた。
電車が止まる駅は、銀杏の木に囲まれている。
秋頃、銀杏に囲まれた駅で止まると、ドアが開き、あの臭い匂いが入ってくる。
車内が臭くなったところで、ドアが閉まる。
乗客も、顔を見合わせ、みんな気持ちが一つになる瞬間が訪れる。
それから5分は、その匂いの中で過ごすこととなる。
こんな植物そうそうない。
葉すらも邪魔
秋になるとイチョウの葉が黄色になってキレイである。
しかし、下に落ちた葉っぱはやっかいなものである。
イチョウの葉っぱは腐りにく上に結構丈夫。
そのため、イチョウの木が近くにあると、降水時に、排水溝が詰まる。
かぶれる&中毒
体質によるが、ギンナンの実は、素手で触るとかぶれたり、食べ過ぎると中毒を起こしたりする。中毒に限っては痙攣までするらしい。
どうなってるんだよ、ギンナン。
ここまでが・・・
いつも自分が説明する「茶碗蒸しに入っているギンナンが異端であり嫌いな理由」である。
以前、これを同僚に説明したら。
「・・・お前、嫌いなのによく語るな」
「もうある意味好きだろ。」
結論
嫌いなものほど、雄弁に語る