植田まさしの魅力
植田まさしの漫画が好きだ。
植田まさしこそ4コマ漫画会の王である。
今日は、そんな植田まさしの魅力を紹介したい。
独特な言い回しと「バーロー」の先駆者?
今でこそ「バーロー」と言えば名探偵コナンであるが、「バーロー」「バロー」という言葉を自分が最初に見たのは、植田まさしの漫画が初めてである。
「バーロー」だけでなく、植田まさしの漫画は、独特の台詞言い回しが多い。
その台詞を見つけるみつけるのも、漫画を読む楽しみの一つである。
普段使いそうなものから、そうでないものまで多彩である。
以下に一例を挙げておく。
機会があったり、実生活にも取り入れてほしい。
台詞 | 使用例 | |
---|---|---|
バロー! ニャロー! テメコノバーロー! ンナロー! ノヤロー チッキショー! |
文句を言ったり、罵倒するときに使う | |
ウリウリ | ノリノリで作業している時に使う | |
イェイイェイ | ノリノリの時に使う | |
ピギャー ピャー! ピェー! |
熱かったり、冷たかったり、痛かったりしたときに使う | |
ウッウッウッ… | ゴルフドライバが折れた時に使う | |
おやめ! | お母さんがお父さんの愚行を止めるときに使う | |
そうねハイハイ | お母さんがお父さんを無視するときに使う | |
ヒマなヤロ ときどきいるんだよね、こういうのが |
第三者がオチのコマでよく使う |
作品毎のネタ分け
あれだけ、数多くの作品を書きながら、作品毎にネタのテイストを微妙に変えているのがすごい。
(たまに、ネタもコマ割りもほとんど同じものがあったりするが・・・)
代表的なのは以下の3つである。
シュールな「コボちゃん」
読売新聞に掲載されているので、一番有名なのかもしれない。
他の作品に比べると、シュールなネタが多い。
コボコラと呼ばれるコラージュしたものがネット上に出回っているが、そもそも元から結構シュールなので、本物なのかコラなのか分からなくなる時がある。
- 作者: 植田まさし
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2010/04/16
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いたずらな「かりあげクン」
いたずら好きなサラリーマンのお話。
たまに、いたずらの度が過ぎているせいか、人によってはかりあげクンがムカついて読めないという人がいた。
アニメ化されたて、知っている方も多いだろう。
アニメはよく見ていたが
「かーりーあげくん~♪ うぉんちゅっ!!」
のオープニングしか覚えていない。
- 作者: 植田まさし
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2010/12/11
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安定の「おとぼけ課長」
上の作品に比べると、主人公のおとぼけ課長の表情が豊かであり、
万人向けの作品だと思う。
クセがなく、すべての人にお勧めできる4コマ漫画。
クセがない分、他の漫画よりあまり笑えなかったのだが、ほのぼのしたい時にはいい漫画。
- 作者: 植田まさし
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 1983/05
- メディア: コミック
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ネタの多彩さの中に、独特の言い回しを含むことで、植田まさしワールドが作られている。
秋の夜長、機会があったら植田まさしの魅力に触れていただきたい。