黒猫のひとりごと

日々思ったこと、感じたことを吐き出します。わっしょい。

スキーマ(思考のクセ)を変える前に

前回までで、自分を客観的にみて、スキーマ(思考のクセ)を受け入れた。今回は、その次の段階の話。
スキーマ(思考のクセ)を知る方法 - 黒猫のひとりごと

スキーマを変える前に、ちょと止まって、再確認。
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スキーマを変える前に

前回までに、自分をスキーマを理解し、客観視できるようになって、スキーマを変えるための準備が整ったことになる。

自分を客観視できているか分からない場合は、スキーマを探る前と後の気持ちを比べると分かりやすい。自分は、スキーマを理解できた時点で、かなり気持ちが楽になった。自分にとって何が不安や不満だったかがはっきりしたからである。自分が置かれている状態が分からないのもストレスの一因だった。

知らないものは、変えられない

自分も同様、スキーマを理解し、受け入れるまで客観視できていないと、変えようと思ってもスキーマは変えられない。自分は、「自分を客観視できること」こそ、認知行動療法、スキーマを変える上で一番重要なステップではないかと考えている。
そんなことステップを踏まなくても変えられるという人もいるかもしれないが、それは変えたのではなく、変わっただけだと考えられる。

スキーマを変えることだけに目的を置かない

認知の話でも書いたのだが、思考や、身体、気分は相互に関連しているため、思考を変えるために一番大事なのは休息である。これがないと心身の準備が整っていないため、スキーマだけを変えることはまず無理である。
実際に、うつ状態になってみて分かったが、休息をとっていない状態では、文章を読んで理解することすらキツいし、自分を見直すのもキツい。


スキーマを変えるためには、以下の手順を着実にこなす。

1.休息
2.スキーマ(思考のクセ)を知る

大事なことなので、何度でも繰り返し書く。
これだけは、しっかりステップを踏む。

スキーマ(思考のクセ)は悪ではない

クセと書くと悪いもののように感じるが、そうではない。
その人のこだわりであったり、仕事や生活で役立っているものもある。
極端な話をすれば、損得感のスキーマは多くの人がもっていると思うが、これがなかったら仕事や生活が成り立たない。また、こだわりがなかったらできない仕事もある。

これから変えようと思っているスキーマは自分にやさしくないものだけを、自分にやさしいようにに変えるだけであり、取り除く事はしない。緩和するだけだ。無理に変えようと思って変えてしまうと、社会に順応できない極端な人間ができあがる。

スキーマを変えたほうがよいのか分からず、迷っているならば以下の言葉を参考にしてもよい。

「そのスキーマを持ち続けることで、メリットとデメリットのどちらが大きいか?」

自分は、この言葉を見た時に、この先何年も生きる自分が、その考え方を持ち続けたところで、デメリットしか生まれないならば、今変えた方がよいと考えた。事実として、自分は、「べき思考」のおかげで、ストレスがたまり休職しているので分かりやすい。すでに生活に支障が出ているからである。


変えることを決めたら、次は「スキーマ(思考のクセ)を変える方法」を実施する。


続きで、「スキーマ(思考のクセ)を変える方法」を書こうと思っていたが、頭が痛くて書ききれなかったのでここまで。

こころが晴れるノート―うつと不安の認知療法自習帳

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